やりたいことは全部やれ!
古い本ですが、大前研一さんの本で、「やりたいことは全部やれ!」という本があります。2001年の本です。表紙もないボロボロの状態で、いつ買ったかも覚えていないのですが、時折、読み返したくなる本です。
要するに、やりたいことは、やりたいと思ったときが、そのときで、先延ばしにしない。ということが、大前流人生の流儀だそうです。
メディアが不安ばかり煽るので、金ばかり貯めて消費マインドが上がらない人が多いのではないかと思いますが、僕もホントそうで、子育て・教育、住宅、老後みたいなことを考えると、どうも財布のひもが固くなりがちです。30代で老後のこと考えるのも日本人くらいのものだろうです(大前談)
本を読み返すと、人生を積極的に計画したい気分になります。本を読んでグッきたことで、スッと出てくるのは以下のような感じでしょうか。
- どこでも、食っていける職能を身につけること。
- 寿命がさらに延び、老後は人生のおまけにしては長すぎる。そういう考えを捨てる。
- やりたいことがあったらまずやってみる。失敗してもゼロスタートでも人生はお釣りがくるくらい長い。
- ライフプランを立てて、計画的に使う。あの世へ金は持っていけない。
- 子どもの教育に金をかけすぎないこと。子どもへの教育投資のリターンは少ない。それよりも子どもと共にする時間を増やしてあげること。親(自分)が稼ぐ力をつけるための投資を先にして、そのあとに子どもに振り向ける。
- 自分が住む家を買うときは、相当慎重に。借家のほうが安い。身軽。大きな家が必要な時期は限られる。日本は所有のペナルティがきつい。
- 都心まで通勤60~80分。庭付き一戸建て3LDK、35歳で35年ローン。夫婦子ども2人。成長期のbehaviorをあらため、家計支出を見直し、蓄えが死ぬときは、ゼロになるように使い切り、人生を楽しむ!!
- 一年間に取得したい長期休暇の予定を一気に決めてしまう。1週間の休みを年に4回が目標。
さて、そんなこんなの、”生きてくための勉強”は継続するとして、みなさんは死ぬまでに、というか人生でどんなことをやりたいでしょうか。やりたいこと20出せ!と言われると、僕はなかなか出てきませんでした。でも、考えると、少しずつ凝り固まった頭が柔らかくなり、こんなこともやりたいな。ということが出てきます。
- 素晴らしい森をめぐり、キャンプ。朝霧の中でコーヒー。
- ピアノ(購入済み)
- マラソン(準備中)
- ドラム(家族に購入を反対されている笑)
- ゴスペル
- 世界中のリゾートでスキューバーダイビング
- 海外でスキー
- もう一度、ダンスを習う
- ゴールドコーストに別荘。
- 大学時代の友人家族とハワイのカイルアビーチ
- もう一度、カンクン。今度は家族で。
- サイクリング
- バイクで、北海道をツーリング。
- サーフィン。
- ブログを書く。(達成!)
- 英語をしゃべれるようになる。
- 子どもと酒を飲む。
- アジアで暮らす。
- 映画鑑賞
- 英語習得後、海外の大学へ留学。
結構出ます!
誰もが、せっかくの一度の人生、悔いなきよう、上手くやりたいに違いない。
そのための積極的な気持ちになれるとても良い本。
最後に本の一節を紹介。
大切なことを、他人の人生を生きないこと。自分の人生を生きること。
死ぬときに「おれの人生は充実していた。これ以上の楽しみ方はなかった。それに、考えてみれば、何人分の人生を送っただろう。すべての人に感謝!」と白鳥の歌を残して大往生できるに違いない。
データサイエンティスト養成コース説明会にいってみて
多摩大学大学院に、ビジネスデータサイエンティスト養成コースというプログラムが今春から始まる。この話を聞いたときとても興味が湧いたので、既にMBAコースに入学してはいるもののコースの説明会に参加してみた。
主に豊田先生がお話をしてくださったけれど、次のようなお話だったと理解しました。
日本のビジネススクールはハーバードの系譜を辿っていて、ケーススタディを多く用いた教育を行ってきているけれど、ビジネスデータをビジネスに有効な形で活用するという試みは非常に少なかった。ビッグデータがバズワード化した昨今になって、様々な試みが行われている。
ケーススタディは、ビジネスを通じた人間活動の歴史から学んでいるわけだけれど、一方のビジネスデータも、結局は人間が活動をしてきた歴史(痕跡)だと捉えることができる。ビジネスの知はデータに宿る。
教育品質の低下と叫ばれる日本だが、それでも世界でも高水準の教育レベルであり統計学のプロフェッショナルというだけであれば、相当数いるはずだけれども、その統計学のスキルを用いて、ビジネス課題を解決することができる人材というふうになると、本当に極一握りの人材になってしまう。
データサイエンティスト養成コースでなく、”ビジネスデータサイエンティスト”養成コースとした理由は、統計のプロを育成するよりも、データからビジネスの知を引き出すプロを育成したいという大学の方針からである。
人材像として、MBAのビジネストレーニングを受けている+統計のプロ+ビジネスデータ活用できるIT人材。みたいな超ハードルが高いイメージなので
もちろん、必要に応じて、Webプログラミング(PHPやjavascript・・)とか、統計学、DBやSQLもがっちりやるし、統計ソフトRに関しては受講者全員がみっちりやるらしい。
MBAでしっかりビジネスの教育を受けること+まだ30歳なので、現場での自分の強みをきっちり作りたいなぁ〜という想いがあるので、コース受講を検討中であります。
はやくMBAコース側の春学期の時間割が発表されないかいなぁ〜・・・
アグリゲーター|5年後の主役
アグリゲーターを読んで
「知られざる職種アグリゲーター 5年後主役になる働き方」という本を読んだ。
2013年に読んだビジネス書では1番面白かったかもしれない。皆さんはアグリゲーターという職種をご存知だろうか?
内容としては時代の環境変化に伴う個人のワークスタイルと企業マネジメントの変化について考察し、今後活躍する職種を「アグリゲーター」と名付けてその特徴とアグリゲーターを活かす組織マネジメントの在り方について論じている。良い本だったので備忘録もかねて要約&所感。
環境変化がもたらす個人の進化
IT革命により私たちの働き方が大きく変わった。
これらの変化は、私の世代(1980年代生まれ:コンピュータとともに育った初めての世代)には解りやすい。この十年で私たちは、スマートフォンを手にし、いつでもテキストメールやファイルをやりとりし、クラウドサービスでいつでも必要な情報にアクセスし、FacebookやLINEなどのSNSでつながり、社外のネットワークにいつでもアクセスできるようになっている。
また有用な情報はWebや組織の外に目を配る事で手にし、利活用するようになっている。逆に大量の情報の中で有用な情報にアクセスし活用するには情報リテラシーが必要になってくることも意味している。年末に実家で母を実験台にしてみたが、Googleは普段から利用しているが、Facebookについては、”流行しているもの”程度の理解に留まった。
個人の進化に対して出遅れた組織マネジメント
個人の進化の一方で組織はあまりにも変わっていないことに言及している。決まった商品の大量生産とそれを支える標準化が押し進められた工業社会の人材マネジメントがそのまま継続されている。
- 9時から17時まで
- 決まった席で
- 与えられた仕事の範囲を
- 与えられたやりかたで
知識労働層を対象としたこうした管理は制度疲労を起こしている。比較的静寂な事業環境下で活用してきた戦略の方法論が、猛スピードでダイナミックに変化する市場環境に対応できなくなってきている。ポジショニングがとれない。想定すらしない競合の出現などがそれだ。これにより知識層のワークを標準化できなくなってきている。(つまり決まった仕事をしているだけでは勝ち抜けなくなった)
企業は生き残りをかけて継続的なイノベーションを起こすために、その主体たる個人との付き合い方、向き合い方を根本から考え直す必要がきている。
企業はその機能を”個人を管理する主体”から”個人が成長するための器”へと変化させることを余儀なくされるだろう。さもなければ力のある個人は簡単に離れていってしまうだろう。力をもつ個人のネットワークが世界を動かす時代がやってくるのだ。
アグリゲーターが出てこないがここで登場する。本書では5年後に時代の主役として活躍する職種をアグリゲーターと名付け、その特徴を以下のように列挙している。
- 将来やってくる社会を具体的にイメージし、自分たちならどのように貢献できるかを考えてしまうしプランを書かずにはいられない。
- 既存事業の枠にとらわれず、その瞬間に最も適切と思われる事業モデル・アプローチを設計・実行する。
- 事業を成功させるために必要な能力を見定め、それを集めるネットワークを保有する
- 状況に応じて自分の古いスキルや経験を捨てることができる
- 強烈なビジョニング力を持つ
- アグリゲーターはプロフェッショナルの延長にあり、プロフェッショナルでないアグリゲーターは存在しない
※aggregate:短期間に社内外の多様な能力を厚め、掛け合わせて徹底的に差別化した商品サービスを市場に負けないスピードで作り上げるやりかた。
本書の後半では組織のマネジメント層向けにアグリゲーターを集め育て、有効に活用するための企業マネジメントの方法論について解説している。
ここまでざっと本の要点を書き出したがどうだろうか。所感として思うのは、アグリゲーターは確かに存在する。自分の周りにも。経営大学院の教授や講師の先生方はその典型に見える。自己のビジョンと専門性を有し、社会に新しい価値を提供すべくビジネスモデルを描く。社内外に有用なネットワーク(助け合える同志)をもち、コラボレーションする。またはそうした生き方を次世代に伝えようとしている。ビジョナリーで尊敬すべき人たちだ。
混迷の社会を生きる多くの知識ワーカーは、単なる金銭的な価値を超えて、働く意義、社会的な価値や貢献といった自己実現を求めているものだと思う。多くの人は目的意識のない馴れ合いの定例会議や、スピード感のない縦割り組織や無機質でくだらない目標達成プログラムにうんざりしている。心の奥底では、意義ある活動を通じて充実感や喜びを感じ、また同志とそれを分かち合いたいと思っている。
アグリゲーターはこうした知識ワーカーをつなげ、価値ある目的を達成していくネットワークのハブのような存在と言えるだろう。
個人が主役になる時代がくるのは多くの面において歓迎すべきことだが、社会や組織に起こる大きな変化はすぐ明日にやってくるということはない。その変化は緩やかに(しかし確実に)やってくる。
時代の変化が訪れるまでの間、特に古典的な日本の組織でアグリゲーター的な働き方をすることは孤独でとても辛いことであるのは容易に想像できる。また上司や知人に話をしても理解されない、あるいは誤解されることすらあるだろう。それでも種をまくように自身を磨き、社内外で同志と結びつき切磋琢磨していけば、いづれ私たちは仕事を通じて大きな達成感を味わう事ができることができるのではないか。そんなことを感じる一冊。
SEO勉強中|Google の仕組みについて
SEOの勉強で悪戦苦闘中
仕事で必要に迫られていることもあり、SEOの勉強をしている。SEOの日本語訳は検索エンジン最適化で、要するにGoogleやYahoo!などの主要な検索エンジンで、自社や自分のウェブサイトが検索結果の上位に表示されるようにサイト設定を最適な状態することを言います。
超ど素人が少々勉強してみて思うですが奥が深い(汗)
HTMLやCSSの知識が前提になるし、SEOの結果、集客がどう変わったのかをチェックするためにGoogleAnalyticsなどの分析ツールについてもマスターしなければいけない。そもそも検索エンジンの仕組みについても詳細に知る必要があるなど、何かと勉強の幅が広い。
トラフィックの分析をしたくて、自分のブログの記事を書いてみるも、
など問題が目白押しで苦戦します。
Googleが提供しているウェブマスターツールで、検索の仕組みを公開しています。
自分が検索すると、結果がどうやって返ってきているのか?くらいはIT時代に知っておいたほうがいいのかな。と少しそんな気分になったwebページでございます。まだ勉強は始まったばかり・・
https://support.google.com/webmasters/answer/1099595?rd=3&ref_topic=3331042#